"The Testaments The Sequel to The Handmaid's Tale" by Margaret Atwood

『The Testaments』のカバーアート
著者: Margaret Atwood
ナレーター: Derek Jacobi, Mae Whitman, Ann Dowd, Bryce Dallas Howard, Tantoo Cardinal, Margaret Atwood
シリーズ: The Handmaid's Tale
再生時間: 13 時間 18 分
完全版 オーディオブック
配信日: 2019/09/10
言語: 英語
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テレビドラマのHandmaid's Taleを見た人は続きが気になってしょうがないと思います。でも私は最後にどうなるかを知っている。このTestaments を読んだから。ふふふ。

ドラマHandmaid's Taleシーズン3の終わりかたを見ると、シーズン4からTestaments の内容になるとは思えない。Testaments に続くには、ジューンがそうとう頑張らなくてはいけないだろう。それを思うと辛い。

Testaments は2019年に発表されたので、1985年発表のHandmaid's Taleから34年後に完結するという、なんとも壮大な物語になった。テレビドラマの盛り上がりがなかったらTestaments はなかったかも知れない。

Handmaid's Tale の原作の内容は、ドラマのシーズン1までで終わっていて、シーズン2と3はドラマオリジナル。原作者のAtwood 氏はドラマの脚本家に、この人だけは殺さないでおいてね、と頼んでいた人がいるとネットで読んだが、まさにその殺されなかった人が Testaments の中の中心人物となる。

Testaments を読み進めて、その人物とその人物の役割がわかったときの衝撃はかなり大きい。おおー!あの人が!そうだったのか!と。本もドラマももう一度見直したくなる。

Testamentsの中でこの人物が言う。
I will get you back for this. I don’t care how long it takes or how much shit I have to eat in the meantime, but I will do it.

物語が完結したとき、この台詞を思い出して感無量となります。

早くテレビドラマが Testaments の内容に追い付いてほしい。でも、あれだけヒットしているドラマだから、人気のあるうちはとことん引き伸ばしてそう簡単には終わらせないだろうな…。

おすすめ度:★★★★★